臓器移植でうつる?
臓器移植、骨髄移植など。
小説やドラマなどで、臓器提供者の「なにか」が移る描写があります。
たとえば、食べ物の好みとか、趣味とか。
もし本当だとしたら、何がどのように作用しているのでしょうか?
金井 進さんによる臓器移植でうつる?医学的、現代科学的に『うつる』ということは、ありません。
というのが、一般的回答ですが、せっかくのご質問ですので、頭の体操としてお聞きくださいね。
正解のない雑談ですよ~。興味ある方は、続きも読んでね(^^♪
1.臓器が感情を司る
西洋医学では、感情は、セロトニンやドーパミンなどの脳内物質が引き起こしていると考えます。
しかし、東洋医学、鍼灸治療では、感情は各臓器が司ると考えます。
五志と言いますが、怒りは肝、喜びは心、思(思い悩む)は脾、悲しいは、恐れは腎が司っています。
脳がすべてを支配するという立場ではなく、各臓器が感情を司るっておもしろいですよね。
脳だけが考えるのではなく、各臓器が考えているとすると、臓器移植したときには、どうなるのでしょうか?
私は、臓器移植した患者さまを診たことをありませんので、分からないのですが、ご質問にあるように、『何かがうつる』ということはないと思いますが、気の医学としての鍼灸医学としては、臓器移植前と後では、大きな変化があるのではないかと推察しています。
ちょっとした雑談ですが、皆様は、どう感じますか?
2.いのちって何だろう?
体は部品の集合?
何だか難しい話になってしまいました。
話を戻しますね。臓器移植は、西洋医学の行きつくところかもしれません。
それは、西洋医学が人間機械論を主軸にしているからです。
つまり、機械と同様に、体は、部品の集合と考えるから、壊れたら、新品に取り換えれば良いのです。
東洋医学、鍼灸治療では?
東洋医学、鍼灸治療では、身体全体のつながりや循環を大切に考えます。
各臓器がお互いに助け合ったり、けん制し合ったりしています。
ですから、壊れた臓器を新品にすればよいとは考えません。
いかに生まれ持った体を大切に維持増進するか?
が、とっても大切で、そのための鍼灸治療だと考えています。
あなたは、どう考えますか?