運転中に性格が変わる人。なんで?
運転すると性格が変わる人。
普段は穏やかな人なのに、車の運転すると文句いったり暴言はいたりします。
なんでですか?
金井 進さんによる運転で人が変わる運転中に性格が変わる現象は、実は多くの人に共通するもので、いくつかの心理的、社会的要因が影響しています。普段は穏やかな人が運転中に怒りっぽくなる理由について、以下のポイントで詳しく説明します。
Contents
1. 匿名性の増加
運転中は他のドライバーや歩行者と直接顔を合わせることがほとんどありません。
この匿名性が攻撃的な行動を助長することがあります。
具体例として、普段は礼儀正しい人でも、相手の顔が見えないため、無意識に怒りを表現しやすくなるのです。
2. ストレスと焦り
運転は集中力を要し、特に渋滞や遅延、交通ルールを守らない他のドライバーに遭遇することでストレスが増加します。
普段は穏やかな人でも、運転中に突発的な出来事が起きると、一瞬でストレスが高まり、怒りやすくなります。
例えば、急いでいるときに前の車がゆっくり走っていると、イライラして暴言を吐いてしまうことがあります。
3. コントロール感
車を運転することは、自分がコントロールしている感覚を強く感じる場面です。
このコントロールが脅かされると、強いストレスや怒りを感じることがあります。
例えば、無理な割り込みをされたときに「自分の空間を侵害された」と感じ、普段は穏やかでも攻撃的な反応を示すことがあります。
4. 自己中心的な行動
車の中は「自分の空間」として感じるため、他の運転者に対して自分の意見や感情を押し通しやすくなります。
5. 社会的規範の変化
運転中は通常の社会的規範が一部緩むことがあります。
歩行者や自転車と比べて車は移動速度が速く、自分のペースで動けるため、他人に対する配慮が減少することがあります。
普段は他人に優しい人でも、運転中は自分のペースを乱されると不満が募りやすくなります。
こんな問題があるかも
- ストレスホルモンの増加
- ストレスを感じると、体内でコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールが長期間高い状態が続くと、脳の海馬(記憶や感情の調整に関与)にダメージを与え、怒りやすくなります。
- 神経伝達物質の不均衡
- セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質のバランスが崩れると、感情の調整が難しくなります。特にセロトニンの低下は、イライラや不安感の増加と関連しています。
- 炎症の増加
- 慢性的なストレスは、体内の炎症反応を引き起こすことがあります。炎症は、脳内の神経回路に影響を与え、感情の制御を困難にすることがあります。
対策
このような性格の変化を抑えるためには、以下のような対策が有効です:
- マインドフルネスの実践: 運転中に深呼吸やリラックスする方法を取り入れることで、ストレスを軽減します。
- 運転環境の改善: 音楽やポッドキャストを聴くことで気分を和らげます。
- 時間管理: 余裕を持って出発することで、焦りを減らします。
運転中に性格が変わる理由は複数あり、これらを理解し対策を講じることで、運転時のストレスや怒りを軽減することが可能です。
東洋医学、鍼灸治療からひと言
今回の「運転中に性格が変わる人。なんで?」は、いかがだったでしょうか?
背景には、日本社会では、個人の感情表現が抑制される傾向があります。
そのため、感情を抑圧することでストレスが内側化している人が多いように見受けられます。
車の運転という特殊なシチュエーションで抑圧された感情が表面化し、人が変わったようになるのかもしれません。
と言いますが、感情の解放も大切なのですが、体が先!というのが、ホリス治療院流。
だってね。身体が元気もりもり立ったら、多少のことは大目に見れるけど、体がしんどい、頭痛が!腰痛が!疲れが!って常態だったら、些細なことで怒っちゃうよね。
だから、身体を整えることが大切だと思う今日この頃。